子供から大人まで大人気の

絵本作家ヨシタケシンスケさん。

 

今回は、そんなヨシタケさんの本を

まだ読んだことがないや、

おすすめ作品を知りたいという方にむけて、

作品の紹介とあらすじ、感想をまとめてみました。

 

ご紹介した中から、

あなたのお気に入りが見つかることを願っています。

 

早速見ていきましょう!

ヨシタケシンスケ プロフィール

 

ヨシタケ シンスケ(吉竹 伸介、1973年‐)

日本のイラストレーターであり絵本作家

 

神奈川県茅ヶ崎市に生まれ、

筑波大学大学院芸術研究科総合造形コースを修了。

 

その後イラストレーターとして児童書の

挿絵装画広告美術など

多岐にわたる分野で活動しているほか、

日常のひとこまをコミカルに切り取った

スケッチ集などを著しています。

 

経歴について

1998年に大学の仲間たちと共同アトリエ

スタジオビッグアート」を結成。

 

2007年に「パンタグラフ」と改名し、

立体造形を得意とした

クリエイティブユニットとして

幅広い分野で活動していました。

 

2013年には初のオリジナル絵本作品

りんごかもしれない」を刊行し

「りんご」をめぐる様々なアイディアが展開。

 

筋立てのない絵本で、以後

「ぼくのニセモノをつくるには」

「このあとどうしちゃおう」

と続くこのシリーズは発想絵本と呼ばれています。

 

「りんごかもしれない」は

MOE絵本屋さん大賞第1位を獲得し、

第61回産経児童出版文化賞美術賞、

ぼくのニセモノをつくるには」では

第2回長野県本屋大賞

CONTEMPORARY部門を受賞しました。

 

2015年には「発想絵本」を中心とした

創作活動に対して第8回(池田晶子記念)

わたくし、つまりNobody賞が贈られています。

 

また同年出版の絵本「もうぬげない」は

ツイッターなどのSNSで話題となり、

同書で2016年に第26回けんぶち絵本の

里大賞を受賞。

 

さらに第29回けんぶち絵本の里大賞で

「おしっこちょっぴりもれたろう」を受賞

 

2017年1月10日時点で

ブロンズ新社から刊行した4作品の

累計発行部数は104万部にも達し、

今もっとも人気のある作家です。

ヨシタケシンスケのおすすめ作品

もうぬげない

 

ぼくのふくが ひっかかって

ぬげなくなって、もうどのくらい

たったのかしら。”

というセリフで物語が始まります。

 

自分で服を脱ごうしたのに、

母親が急いで脱がそうとしたことから、

脱ごうとした服が顔の下で

引っかかってしまった2~3歳くらいの子が、

脱げそうだけど脱げない

でもなんとかなりそうという理由で、

ジュースを飲んだり、街に出かけたり、

遊んだり奮起するストーリーです。

 

服が脱げなくなっても

いろいろ頑張っている子供のイラストや

内容がとにかく可愛く面白いです。

 

対象年齢は3歳くらいからのようですが、

読み聞かせしている大人も楽しめる本に

なっています。

 

りゆうがあります

 

色々なクセがある主人公の男の子が

お母さんに注意をされ、それに対して

それぞれのクセには理由があるんだよ

と力説をするストーリーです。

 

鼻くそをほじっている理由や爪を噛む理由、

貧乏ゆすりをする理由…

それぞれの理由を男の子が頑張って説明します。

 

自分も素直に謝ったり、

注意されたからと言ってやめるような

子供じゃなかったなぁと思いながら、

次はどんな理由を言うのか?

考えながら楽しめた作品でした。

 

ヨチヨチ父

 

パパ・ママの疲れを癒してくれるストーリー。

 

ママはいつもイライラしてる?

パパってなんだか蚊帳の外

のような感じで描かれていて、

子育ての「楽しさ」や「大変さ」に

共感できるエピソードが多い作品でした。

 

このあと どうしちゃおう

 

 

少年が死んでしまったおじいちゃんの部屋を

整理していると…

ベッドの下から一冊のノートを見つけます。

 

そのノートの表紙には、

このあと どうしちゃおう

と書いてあり…

ページをめくると少年はびっくり!

 

おじいちゃんが想像した死後の世界や、

死んだ後に、

これをしたい、あれをしたい

という願望が詰まっていたのです。

 

おじいちゃんはどうしてこのノートを作ったのか…

 

どんな気持ちでこのノートを作ったのか

 

このノートを読んだ少年と家族は、

おじいちゃんの気持ちに思いを馳せます。

 

この作品は、

死後の世界「」というものを

考えるきっかけになる作品で、

大人でも死について何も知らないこと、

かけがえのない今を大切にしようと思える作品でした。

 

こねてのばして

 

小さな子供が朝起きて着替えたら、

工房のような部屋でパン生地のような

粘土のような…正体のわからない物体を

こねだすところから始まります。

 

ひたすらこねて、伸ばして、

こねて、伸ばして座らせて踊って

巻き付けて転がして

様々なことをして遊びます。

 

後半は擬人化したりしますが、

最後までこの物体の説明はなく物語は終了。

 

親子で楽しめるほのぼのとした内容で、

読んでいて癒されながら楽しめる絵本でした。

 

なつみはなんにでもなれる

 

幼い女の子「なつみ」が何かの真似をして、

お母さんに何の真似をしているか

当ててもらうゲームに付き合ってもらいます。

 

当たらなくても怒らないと

約束していましたが、

大人にとっては難解ばかりで

全く正解出来ないことに怒ってしまします。

 

子供の発想力に驚かされ、

子供ってすごいなぁと感心させられたり、

お母さんの苦労がにじみ出ていて、

母親って大変だなぁと感心させられる作品でした。

 

それしか ないわけ ないでしょう

 

今日は晴れる」とお父さんは言ったのに

窓の外は雨模様。

 

大人の言うことは結構外れるな」と

女の子は渋い顔を浮かべます。

 

そこにお兄ちゃんが帰ってきて、

突然「未来が大変だ」と妹に話し始めるのです。

 

そのことを聞いた妹は、

意気消沈しておばあちゃんに相談。

 

ところが、

おばあちゃんは妹の話を聞いて、

満面の笑みで楽観的に

だーいじょうぶよ!」と、

未来がどうなるかは誰にもわからないし

大変なことだけじゃなくて

楽しいこともたくさんあるのだと言います。

 

おばあちゃんの話を聞いた妹は、

色々な未来を想像妄想を広げていく

ストーリーになっています。

 

この作品を読んで、

確かに未来は誰にもわからないので、

広い視点で物事を見ていかないと

ダメなんだな〜と考えさせられます。

 

また、小さなことで悩むのは

バカバカしいなと思えるような作品でした。

ヨシタケシンスケの作品の口コミ

 

大人も子供も楽しめる作品ばかりです。

 

子供は楽しく読めて、大人は考えさせられるような内容の作品です。

 

内容も絵も可愛くて癒されます。

 

まとめ

ヨシタケさんのプロフィールや

絵本のあらすじや感想を纏めてみましたが

いかがだったでしょうか。

 

どの作品も親子で楽しめたり、

新たな発見がある素晴らしい作品です。

 

読み聞かせをしている方も

楽しく読める作品ばかりなので、

お子さんがいる家庭や幼稚園、保育園に

おすすめの絵本だと思います!!