「ハーバード大学よりも難関大学」と
話題になっているミネルバ大学ですが、
まだ歴史は浅く日本人入学者も少ない大学です。
ミネルバ大学は、日本、アメリカの大学とは
違った教育体制を取っていて、
優秀な人材の育成に力を注いでいています。
今後、日本からも「行ってみたい」
という方が増えるかもしれませんね。
今回は、そんなミネルバ大学の学費や
授業料などについて調査してみました。
ミネルバ大学について
ミネルバ大学は全寮制ではありますが、
特定のキャンパスを持たず全てオンラインの授業となっています!
少人数・セミナー形式の反転授業と、
プロジェクト学習の組み合わせによる
カリキュラムが組まれています。
滞在場所としては、
1年目:サンフランシスコ
2年目:ベルリン(前期)と
ブエノスアイレス(後期)
3年目:ソウル(前期)とハイデラバード(後期)
4年目:ロンドン(前期)と台北(後期)
4年間で7か国を移動。
滞在都市にある最新の研究施設や芸術施設、
図書館などを利用し企業と共同プロジェクト
を実施できることが出来ます。
ミネルバ大学の教育理念は、
「変化の早い国際社会で活躍できる人材は、
一つの文化圏の偏った考え方ではいけない。」
「複雑な問題を分析し、実効性の高い
解決策を周囲を巻き込んで実行していく
能力が必要。」
と考えているため、在籍生徒全員が、
世界の異なる文化圏に実際に居住するなどの
プロジェクト学習を行うことで、
体得した知識を「柔軟性をもった智慧」に
レベルアップさせることを求めているそうです。
学費について
年間の授業料は1万2950ドル(約145万円)
寮費は1万ドル(約100万円)。
因みにアメリカの名門私学大学の授業料が
4万~6万ドルです。
学生寮以外にキャンパスなどの
施設を持たないため設備投資が不要であり、
他の大学と比較して良心的になっていると
考えられますね。
入学試験について、
ミネルバ大学への出願は毎年増えています。
要求水準が非常に高いため、
合格率が2%を切ることもあるようです。
ミネルバ大学の入学試験は以下の3つに分類されます。
- Who you Are
ミネルバ大学のWebサイトで名前、
メールアドレスや学歴など基本情報を記入。
「出願用アカウント」を作成します。
個人が複数のアカウントを使って
受験することは固く禁じられており、
発覚した段階で不正とみなされます。
また、出願が認められているのは各年度1回。
- How You Think
How You Thinkでは、
出願生の考え方が問われます。
TOEFLやSATなどの外部試験は用いず、
独自の問題を用意しており、出題分野は
大きく分けると以下の6つです。
Creativity (創造性)
Mathematics (数学)
Understanding (理解力)
Reasoning (論理力)
Writing (表現力)
Expression (面接)
これらの設問には全て約7分~20分程度の
時間制限がついていて、質問には
その場で答えなくてはいけません。
また、設問の体裁は共通していても、
質問の内容は受験生によって異なるので、
オンラインだからといって不正をすることは難しです。
- What You Have Achieved
出願生自身の過去の功績についてアピールします。
自身の成し遂げたことを列挙し、
それらが周りの人々や社会へどのような
影響を及ぼしたか、ということを
簡潔かつ可能な限り定量的に自己評価します。
功績の証拠となるもの (画像、動画、リンクなど形式は問われない)も提出。
文章力でごまかせる他大学のエッセイとは
違い、ごまかす余地がありません。
(表現力は既にHow You Thinkで問われているので、What You Have Achievedではそれは評価されない。)
ミネルバ大学には「定員がない」ため、
相対評価で決まった数の学生を
選ぶのではなく一定のハードルのような
水準を用意しており、その要求水準を
超える学生は全員合格となります。
入学金について
入学金について詳しい記載がなかったので、
大学全体の入学金から考えていきます。
文部科学省による標準額では、
国立大学が約28万円・公立大学が約39万円と
授業料の6~7割程度であり、
アメリカの他の大学も大きな差はないため、
ミネルバ大学の入学金は80~90万程度
であることが予測されます。
奨学金について
ミネルバ大学の奨学金制度もありますが、
日本で奨学金を借りる場合、
独立行政法人日本学生支援機構
(japan student services organizatio)
通称JASSOで借りるのをおすすめします。
おすすめ理由として、
JASSOには「賞与型」と「給付型」の
奨学金があります。
ミネルバ大学に進学できるほどの
学力があれば、「給付型」の奨学金が
受けられる可能性が非常に高いからです。
「給付型」は採用人数は少ないですが、
返済しなくてよい奨学金ですので、
実質タダで大学に行くことが出来ます。
HPに記載されている対象者の条件は以下の通りです。
・海外にある大学で「学士号」を取得する過程に直接進学するもの
・語学要件(英語):TOEFL iBT 80点以上、又はIELTS Academic Module 6.0以上
・語学要件(英語以外):ヨーロッパ共通参照枠(CEFR) B2レベル以上
※その他、学歴要件、学業成績要件、所得要件等があります。
授業料・年度250万円を上限とする
実費額のため、ミネルバ大学の授業料を
補える金額となっています。
ミネルバ大学に関する書籍
ミネルバ大学について興味のある方は、
書籍も発売されていますので、
ぜひチェックしてみて下さいね!
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まとめ
ミネルバ大学に受験・入学をするために
必要な費用と学校の紹介をしてきましたが、
いかがだったでしょうか。
ミネルバ大学は狭き門であり、
多彩な知識と教養が求められますが、
他の大学とは違った環境で違った内容を
学べるという、非常に未来性のある大学
だと思います。
興味のある方は挑戦あるのみです!