今月10日、

日産の西川廣人社長最高経営責任者が、

9月16日付辞任』すると、

発表がありました。

 

9日午後、取締役会で議論された結果、

西川社長に対し辞任を要請。

 

それを受け入れ、事実上の解任

となりました。

 

自ら辞任発表をした裏では、

長年務めてきた会社

解任というカタチでラストを迎える

なんとも残念な話です。

 

今回は、

そんな西川社長の解任理由について

調査してみました。

 

早速みていきましょう!

西川社長プロフィール

名前:西川廣人(さいかわひろと)

生年月日:1953年11月14日(65歳)

出身校:東京大学経済学部

現職:日産自動車株式会社

代表取締役社長(CEO)

任期:2017年4月〜2019年9月

 

大学卒業後1977年日産に入社

その後の経歴は

  • 1999年7月 – 欧州日産会社勤務
  • 2000年10月 – 購買企画部 部長
  • 2003年4月 – 日産 常務執行役員
  • 2005年4月 – 副社長 6月 – 副社長 兼 取締役
  • 2011年6月 – 代表取締役副社長
  • 2013年2月 – 代表取締役副社長
  • 2014年
    • 1月 – 代表取締役、副社長
    • 4月 – 代表取締役、CCO
    • 6月 – 代表取締役、CCO、副会長
  • 2016年1月 – 代表取締役、共同最高経営責任者、 副会長
  • 2017年4月 – 代表取締役社長、最高経営責任者(CEO)
  • 2019年9月16日 – 代表取締役社長辞任

 

学歴、経歴と大変素晴らしいです。

 

前会長カルロス・ゴーン氏の右腕として

頑張ってきた西川社長

 

頭がよく、仕事ができる西川社長は、

苦悩しながら日産の未来のために、

頑張ってこられました。

 

西川社長輝かしい経歴は、

努力の積み重ねによって評価され、

地位を築いてこられたように思います。

 

しかし、無念の結末をむかえることに

なってしまったた西川社長ですが、

その裏では一体何が起きていたのでしょうか…

西川社長の解任理由について

株価連動型のインセンティブ受領権(SAR)

の役員報酬を不当に上乗せして

受け取っていたことが発覚し、

解任となりました。

 

SARの行使日を意図的に操作することで

公私益を不正に増額することが可能で、

カルロス・ゴーン氏の時は、

これを恣意的に操作したことで、

刑事事件となりました。

 

今回、西川社長の場合、

不正な手法で増額されていた事

本人が認識しておらず

操作した事実もないため違法性はない

確認されたそうです。

(因みに、このSARの本制度は

2020年に廃止されるそうです。)

 

ではなぜ解任させられたのでしょうか?

 

違法ではないが、

例え本人が知らなかったとはいえ、

社内規定に違反したから

ということだそうですが…

 

本当にそれだけの理由なのか、

気になりますね…

西川社長の不当報酬以外の問題点について

こちらについては、

とても信じ難いことですが、

西川社長日本で自宅購入の際、

その資金日産に出させようとした

そうです。

 

2013年に西川社長

今まで住んでいた世田谷から

渋谷に引っ越した直前の話らしく、

もしそれが事実だとしたら西川社長は、

会社を私物化していることになり、

ゴーン氏のことを強く批判することなど

できなかったはずです。

 

また、

西川社長はゴーン氏の事件の時にも、

恩を仇で返すような発言が多く

幹部内では彼に対し、

先行を懸念する声もあったそうです。

 

これらのことが、

全て本当のことなら、

解任させられても当然のことかも

しれません。

 

信頼をなくしたら

全て終わりですね。

 

まとめ

日本の小説家、尼僧の

瀬戸内寂聴さんの言葉の中に、

人間の欲望は限りがない

欲望を自分の中でコントロールして

鎮める力が必要です。』

とありますが、正しく今回の件に

ピッタリなメッセージだと思います。

 

そして、西川社長だけに限らず、

世の中の人全てに欲望はありますし、

それがあって人間だと思います。

 

しかし、そこにばかり

がいっていまうと…

取り返しのつかないことが

後からやってきます。

 

人生というのは、どこかで

帳尻があってしまうものです。

 

西川社長のこれからの人生を

悔いなく生きていただきたいなと

思います。

 

人間なので、過ちは仕方ありません。

 

全てをひっくるめて、

素晴らしいものだったと心から思える

人生を…願っています。