秋の目玉行事と言えばお月見ですよね。

 

そして一年でもっとも美しい月を

見ることができる中秋の名月

 

今回はそんな中秋の名月鑑賞できる

大覚寺の「観月の夕べ」について

ご紹介したいと思います。

 

こちらのイベントは、

美しい月を見ようと毎年全国から

多くの人々が訪れます。

 

今年は、歴史あるお寺でのお月見

楽しんでみてはいかがですか?

 

早速みていきましょう!

大覚寺について

大覚寺は平安時代のはじめに嵯峨天皇の離宮

として建立されたお寺です。

 

京都市右京区嵯峨に位置し、

真言宗大覚寺派大本山の寺院として

発展してきました。

 

皇室ゆかりの寺院であり、

1301年〜1308年まで後宇多天皇

このお寺で院政を行うなど、

日本の政治史に大きな影響を与えたお寺でもあります。

 

そして現代においても、

美しいお堂が有名なお寺です。

 

お堂のひとつ、宸殿重要文化財に、

大沢池日本三大名月鑑賞地

指定されています。

 

また、時代劇の撮影所が多い

太秦の近くということもあり、

柳生一族の陰謀」(1978年)

陰陽師」(2001年)

といった映画のロケ地としても

用いられています。

 

 

大覚寺【観月の夕べ】について

観月の夕べとは、

大沢池に船を浮かべ

中秋の名月を楽しむことのできる

歴史のあるイベントです。

(※今年は新型コロナ感染防止のため、

規模を縮小して開催しています。)

 

【開催日】

2020年101(木)〜103(土)

 

【開催時間】

17時30分~21時

(20時30分受付終了)

期間中、9:00~17:00までの

通常一般参拝は可能です。

 

一般参拝後に観月の夕べに参加する場合、

別途参拝量が必要となります。

(このイベントは雨天決行ですが、

荒天の場合は中止となる可能性があります。)

 

観月の夕べの目玉は、

竜を模した船に乗って大沢池を遊覧

することです。

 

また、寺内にある

五月堂観月席というお茶席で

抹茶を味わうことも醍醐味です。

 

しかし、今年は新型コロナ

感染防止の観点から乗船とお茶会は

セットにしての完全予約制となりました。

 

希望の方は、大覚寺公式サイトより、

2020年8月18日~31日の間に

特別チケットの申し込みが必要となります。

 

特別チケットの価格は5,000円で、

大沢池遊覧、五月堂観月席でのお抹茶、

参拝料を含みます。

乗船時間は選べません

 

1回の申し込みで同伴者3名まで、

応募者多数の場合は抽選になります。

 

せっかくの名月、

船に乗って鑑賞したい!という方は

ぜひ忘れずに応募してくださいね。

 

もし予約が取れなかったとしても、

大沢池エリアへの入場、散策、

お月見は可能です。

 

観月の夕べは、平安貴族や文化人が

楽しんだと言われる当時のお月見を

再現したものです。

 

月だけではなく、

竜を模したカラフルな船光り輝く提灯など

幻想的な情景を楽しめます。

 

例年であれば、

たくさんの屋台も楽しめますが、

今年は規模を縮小しているため、

屋台はありません

 

来年は元通りになってほしいですね。

アクセス方法

所在地:京都府京都市右京区嵯峨大沢町4

 

電車で行く場合

京都駅から、JR山陰本線(各停亀岡行)

嵯峨嵐山駅で下車します。

乗車時間:約16分

 

車で行く場合

京都南ICより北西方面に約35分。

京都駅より西方面に約30分。

 

バスで行く場合

阪急嵐山駅または

嵐電嵐山駅前から出ている

市バス28系統にのり「大覚寺」で下車。

 

料金;共に230円

所要時間:共に約12分

 

徒歩で行く場合

嵯峨嵐山駅出入口2、

もしくは嵐電嵯峨駅出入口から北上し、

徒歩約20分です。

 

案内も出ており道筋は単純なのですが

かなり距離があるのでバスがおすすめです。

 

各料金について

9時~17時の参拝料は

  • 大人300円
  • 小中高100円

 

17時30分からの観月の夕べの参拝料は

  • 大人500円
  • 小人300円

 

日中参拝した方も、

観月の夕べに参加する場合は

再度参拝料が必要になります。

 

以前までは、希望の方は船券や茶券を

並んで購入していましたが、

今年の希望者は前もって

船券と茶券をセットにした

「特別チケット」(5,000円)

申し込んでおく必要があります。

 

混雑予想について

観月の夕べには全国から多くの方が

訪れるため毎年混雑します。

 

今年は新型コロナの影響や、

船の遊覧やお茶会が完全予約制

なったこともあり、

例年よりは人は少なくなるかもしれません。

 

それでも予約のない方や取れなかった方でも

大沢池エリアに入ることは可能なので、

ある程度の混雑は予想されます。

 

観月の夕べは10月1日~3日なので、

普段であれば平日である1日、2日が

比較的空いていそうですが、

中秋の名月とされている満月が

見られるのは10月1日です。

 

2日、3日になると、少しとは言え

月が欠けていってしまいます。

 

となると、初日は人足が

増えてしまうかもしれませんね。

 

ちなみに、京都で中秋の名月が

一番きれいに見える時間帯は、

23時台だと言われています。

 

観月の夕べは21時までなので、

できるだけ遅い時間帯に行くと

真上に昇った月を楽しめると思います!

 

また、今年は新型コロナの

感染拡大防止に努める必要があります。

 

観月の夕べに出向く際は、

ソーシャルディスタンス

政府や自治体が制定する

ガイドラインを守りましょう!

 

そして飲食物の持ち込みも

控えることをおすすめします。

 

注意事項や開催に関して

変更が生じる可能性もありますので

こまめに大覚寺公式サイト

チェックしてくださいね。

 

駐車場について

大覚寺内の駐車場は

自家用車30台分、

2時間500円で利用できます。

 

混雑時は満車になるので、

近隣の駐車場もチェックしておきましょう。

 

嵯峨小学校前ヒロサワガレージ

料金:15分40円~(400円~/1日)

※料金は時期によって変動あり

大覚寺まで徒歩5分

 

嵯峨釈迦堂藤ノ木町パーキング

料金:15分100円(1,000円/1日)

大覚寺まで徒歩7分

 

まとめ

京都で美しい中秋の名月を楽しめるイベント

観月の夕べについてご紹介しました!

 

空と池に浮かぶ月が見られる、

とっても優雅なイベントですよね。

 

今年は新型コロナの影響で

出店がなかったり、

遊覧とお茶会が事前予約性になったりと

変更点もありますが、

きっと楽しいひと時過ごすことができると思います。

 

観月の夕べに参加して、

秋の思い出をつくってくださいね。