8月に『風をつかまえた少年』

が上映されました。

 

最も貧困な国と言われている

アフリカマラウイで生活する少年が、

独学で風力発電をつくり

家族助けるといった

実話をもとにした映画です。

 

今回は、

その後のマラウイについて、

そして、少年が風力発電以外に

どんな奇跡を起こしたのか調査してみました。

 

早速見ていきましょう。

アフリカマラウイについて

1964年7月6日に

イギリスから独立したマラウイ共和国は、

アフリカ南東部の内陸に位置し、

面積11万8480平方キロメートルに、

(北海道と九州を合わせたくらいの大きさ)

人口約1,800万人が住んでいます。

 

この面積の約20パーセントは、

世界遺産にもなった『マラウイ湖』です。

 

 

美しいですね!!

さて、マラウイ農業国であり、

トウモロコシをメインに、

タバコ、茶、砂糖、ナッツ、コーヒーなど

国民の約80%が、これらの農業を

営んでいます。

 

タバコや茶、砂糖に関しては、

輸出が8割とのこと。

 

完全に農業中心の国ですが、

マラウイは降水量がそこまで少ない

というわけではありませんが、

気温の変化が激しかったり、

全てが天水に頼って育てているため、

安心して農業が出来る状況ではありません。

 

2001年に干ばつの影響

収穫量が減少し、食糧危機が深刻化。

 

その後、政府は緊急支援を要請し、

WFP(国際連合世界食糧計画)は

援助を行いました。

 

マラウイの経済を支えているものが、

天候に左右されてしまう農作物

 

 

これは、

命と直結する問題です。

 

近年、日本でも天災により農家の方を苦しめ

収穫量が減ることで高騰することがあります。

 

それが続けば家計に響き、

飲食店でも値上げせざる終えない状況に…

 

だからと言って、

食べる物がないわけではありませんから、

節約でなんとか危機を乗り越えられます。

 

そして、日本は農業だけで

経済が成り立っているわけではないため、

食糧危機で明日の命を心配しながら

生きているという人は少ないと思います。

 

生きることは食べること

 

決して当たり前ではありません

 

心配なく食べれるということに感謝

しなくてはいけませんね。

風力発電以外の奇跡について①

こちらは、

風力発電を発明したことがベースとなり、

いくつかの奇跡を生みました。

 

太陽光発電の機械ポンプを井戸に設置、

村全体初めて飲料水供給設備ができ、

美味しい水が飲めるようになりました。

 

私達は水は透明であることが

当たり前として生活しています。

 

ですが、途上国ではなど、

安心して飲める水が身近にないという状態が

当たり前になっています。

 

マラウイもそのような状態だったので、

これが出来たことは大変有難いことですね。

 

また、太陽光発電と共に、

災害時の備えに役立つ蓄電池も設置

されたそうです。

 

風力発電以外の奇跡とは②

灌漑施設をつくったことで、

1年に1回収穫する一毛作の畑が、

二毛作三毛作も可能になりました。

 

天水だけに頼っては、

収穫量を増やすことなど不可能

だったと思います。

 

農作物を育てるうえで重要な

 

湖などから水を引いて

人工的給水排水できる施設

出来たことは、安定した農業が可能になり、

村の人達も喜んでいることと思います。

 

まとめ

大干ばつの影響により農業が大打撃を受け、

1日1食の生活が続き、餓死する人が増え、

当時14歳だった少年が、村を救うため、

自分に何かできる事はないかと…

 

その結果、独学で風力発電をつくり、

村の人達に希望をもたらしましたね。

 

これは、

本当に村を救いたいという強い気持ち

奇跡となったように思います。

 

素晴らしいです!!

 

ですが、そのような奇跡があっても、

まだまだ、国として安定しているわけでは

ありません。

 

そんなマラウイに日本が行っている事は、

経済協力、無償資金協力の援助。

 

日本の支援を受けて、

道路、学校、保健センター、

カムズ国際空港建設などの事業を行い、

さらに政府から、病院学校

地域ボランティアに派遣しているそうです。

 

マラウイの人達は、

助け合いの精神が強く

イギリス独立以降は、

戦争や内戦を経験していないそうで、

“The Warm Heart of Africa”

アフリカの温かい心

という別の呼び名があるくらいです。

 

困った時はお互い様!

私も日常でそんな事を言う時があります。

 

でも、この気持ちを村の人達みんなが

もっているって凄いなぁ〜と思います。

 

マラウイの人達の心根の素晴らしさ

真似できるものではありません。

 

人間にしかないものが

 

それをどう育てていくか

自分次第です。

 

豊かでありたいですね。